カッチ&ヤンホワは耳に障がいをもっています。具体的に言いますと、コミュニケーションの障がいです。つまり言うならば『人』が発する『声・言葉』が壁となっています。
2003年5月上旬、高知県幡多地区で竹尾氏の講演会があり、聴覚障がい者として感極まったいい話を聞きました。「天皇・皇后、両陛下は英語が堪能。しかし、国賓として外国へ招かれ、晩餐会の時などには、英語通訳者を後方に置いて、日本の国の言葉で挨拶している。それぐらい天皇・皇后陛下は日本語を我が国の代表する言葉として大切にしている。それと同じように、公の場でろう者も手話通訳を後方に置いて、ろう者の母国語である手話で挨拶の言葉をあらわすべき。」と言われました。
健聴者であり手話通訳士でもある竹尾氏から、「ろう者の母国語《手話》を大切に」と言われたことは、『目から鱗』だったし、改めて歴史のある手話に誇りをもとうと思うに至りました。
カッチ&ヤンホワは娘ざかりをとうに過ぎていますが、“パッション”(情熱)だけは人一倍強く持ち続けて、あらゆる物事にチャレンジして内面の世界を豊かにしていきたいと思っています。
『しゅわわ』は「広げよう、手話の輪」をコンセプトに、聴覚障がいに関係のある手話コーナー・幡多地区各サークル紹介・機関誌「ろうあ幡多」などをホームページに掲載しています。今後とも『しゅわわ』の扉を開けて、音のない世界へ足を踏み入れて下さり、手話や聴覚障 がいに対して理解を深めて下さることを期待しています。