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ろうあ幡多 2012年3月 20日発行 第32号



 

大方人権まつり 手話ライブ

第23回解放のまつり 〜絆・きずな・キズナ〜 
手話シンガーソングライターyokko(ヨッコ)さん
 2月18日(土)、黒潮町の大方ふるさと総合センターにて大方人権まつりが行われました。
 滋賀県出身で、1998年に結成した3人組 ジェリービーンズ のトーク&コンサートがありました。不登校を経験した3人は親の会で知り合い、当時学校に行けなかったときの気持ちや、自分達を見守ってくれた親、先生のことを熱く話してくれました。
 前回、黒潮ふるさとホームに呼ばれた時、地元の小学校校長に勧められてコンサートで不登校だった時のことを話され、その後も聴きに来てくれた人の生きる喜びのヒントになればと、コンサートを続けています。もう一人は手話シンガーソングライターyokko(ヨッコ)さんです。ジェリービーンズのメンバーと一緒に活躍しています。



 

2012年度 新役員の紹介

昨年の12月4日(日)、四万十市社会福祉センターにて幡多支部の『役員改選』が行われ、7名の役員が決まりました。紹介します。



 

24年度幡多支部行事

幡多支部定期総会 平成24年4月8日(日)午前9時30分から 宿毛市社会福祉センター
・ 7月16日(月/祝)  ヨガ教室  四万十市→変更有り
・10月 8日(月/祝)  バーベキュー  四万十市とまろっと
・12月 8日(土)    忘年会  土佐清水市

2013年(平成25年)
・ 2月 未定       教養教室



 

耳の日記念集会 in 高知市

 3月4日(日曜日)、高知市南部健康福祉センターにて耳の日集会が開催されました。ろう重複者生活就労施設(東京)「たましろの郷」施設長の花田勝彦さんによる講演があり、他にもアトラクションや福引きがありました。
参加者の感想を載せます。
花田克彦さんの講演 【手話っちサークル
・花田さんの講演の中に、手話は第一言語だから、病院、役所、どこでも、手話で話せるのが本当の社会だと言ってました。本当にその通りだと思いました。自分達のサークルでも改めて考えてみたいと思いました。
・被災地を何度も訪れ、ボランティアの人達に臭いを消す化粧水を作って送ったという話は感動した。今でも、鹿児島の人より『ボランティアして化粧水を使ったら良かったので送って!』と手紙が来るらしい。福引きでなんと3等が当たってビックリ
Dさん
 花田克彦さんの講演の内容がよかった。わかりやすい手話表現で楽しかった。


 

祝 2012年 第7回 アジア太平洋ろうあ者競技大会初出場



 

教養教室「葬儀マナー」

  2月5日(日)、幡多支部の行事で、教養教室を植田葬儀社会議室で行いました。今回は冠婚葬祭の中にある一般的なお葬式の流れを、植田葬儀社さんにお願いしました。
  一番大事なのは心を込めたお見送りだそうです。お金をいっぱいかけても真心がないとダメです。
  質問もあり、ろう者も納得ができた答えがあり、勉強になったと思いました。植田葬儀社さんありがとうございました。


 

会話が不自由な方が非常電話(高速道路)をお使いになるには



 

手話通訳活動を行っている手話通訳者の資格と仕事


手話と云う言語を使って、聴覚障がい者と手話ができない聴者のコミュニケーションを支援する人を手話通訳者と云います。手話通訳者には、手話通訳士・登録手話通訳者・専従(専任・設置)通訳者と云う言い方があります。

① 資格について
手話通訳士
 毎年10月に行われる手話通訳技能認定試験に合格した人。
 認定試験は厚生労働大臣の委託を受け社会福祉法人聴力障害者情報文化センターが実施。
 試験内容は、筆記試験・実技(読み取り通訳技術、聞きとり通訳技術)試験がある。
 合格発表は1月末日。
 厚生労働大臣が認定した人。
 現在3000人位 (平成1年からの合格者)

登録手話通訳者
 地域の聴覚障害者協会あるいは行政が行う手話通訳試験に合格。
 県知事、市長、町長、村長が認定した人。
 地域の聴覚障害者協会あるいは行政に登録している人。 
 全国手話研修センターが実施している統一試験を認定試験として採用している地域が多い。
 
専従(せんじゅう)通訳者
 地域の行政等で手話通訳の仕事をしている人。
 高知県は高知県聴覚障害者協会と高知市役所にいる。

② 仕事について
手話通訳士
士の資格は持っているが、手話通訳の仕事を独占できるのではない。
地域の登録手話通訳者、あるいは、専従手話通訳者として活動(仕事)している。
士の資格を持っている人だけができるのは政見放送のみ。
裁判通訳、検察通訳、警察通訳は士資格を持って無い通訳者が担当しても良い。
理由は手話通訳士が一人も居ない地域があるからです。けれども、聴覚障がい者の希望で手話通訳士が担当することが多い。

登録手話通訳者
 派遣事務所から通訳依頼を受け活動(仕事)する。
 一人で仕事をする場合、複数で仕事をする場合がある。
 一回だけで終わる仕事、継続する仕事がある。
 一人で仕事をする場合通訳者間で情報の共有は無い。
 通訳で知った情報を他の通訳者に話してはいけない。
 チームを作って仕事をすることがあれば、このチーム内のみで情報の共有ができる。
 仕事に対して謝金がある。
  
専従通訳者
 協会、行政に通勤する。
 正職員、非常勤職員がいる。
 給料がある。
 仕事は、手話通訳、相談を受ける、行政に聴覚障がい者の暮らしが良くなるように働きかける等がある。
 専従通訳者が複数いれば全員で通訳内容・情報の共有ができる。
 良い解決ができるよう全員で話し合いができる。

以上のように資格や活動(仕事)が違いますが、皆さんが持たなければならない意識は同じです。
・人権意識を持つ(全ての人は人間として平等であるという意識)
・守秘義務
・通訳者として技術を磨く
・聴覚障がい者・手話に関係する課題を社会に周知していく
・聴覚障がい者が社会に参加できるように支援する
です。 
上記の事を守り手話通訳と云う専門職を担う者として、人と人とのコミュニケーションを保障する(技術が必要です)
聴覚障がい者と手話を知らない聴者に情報を提供する(個人情報ではありません)
私も含め皆で聴覚障がい者の社会参加(聞こえない人達が幸せと感じ、楽しく暮らせる)が実現できる社会環境になるよう、聴覚障がい者と共に協力して活動してゆきましょう。

手話通訳者としての専門的なことはこの紙面では簡単に説明できません。
手話通訳者養成講座等でも学習していると思います。
皆さんでもっと深く学習する機会を持って欲しいと思います。  竹尾恭子



 

今井絵理子 講演会 in 大洲で

平成23年度 大洲市地域福祉(ボランティア)研修会

大洲市社会福祉協議会では、NHK松山放送局及びNHK厚生文化事業団の福祉キャンペーン「NHKハートプロジェクト」の一環として開催している福祉イベント「NHKハートフォーラム」と合同で、「親子の絆」と「子育て」をテーマに標記の研修会が行われました。

「初めは子供の障がいのことを黙っていましたが、公表するきっかけは何でしたか?」(会場の方より)
今井さん
「自分の中で障がい者のイメージが良くなかったのですが、実際に交流し接するうちに自分が間違った認識を持っていることに気づき、障がいがあっても頑張っている人がたくさんいることが分かりました。今まで自分は歌手になりたいという夢に向かって頑張って来ましたが、たくさんの方々に応援してもらい、助けてもらいました。今度は頑張っている人を応援して手助けができれば良いなと思いました。そして、バリアフリーで何処でも行けるよう、息子の行動範囲を広げるために活動しようと思ったからです。」

平成24年2月4日(土)大洲市民会館で行われた「NHKハートフォーラム」に行ってきました。「なんくるないさぁ〜親子の絆・息子と歩んだ7年〜」と題して今井絵理子さんのトークショーがありました。
 第1部のトークショーでは息子の礼夢(らいむ)君も一緒にステージにあがり、自己紹介をして質問に答えたり、親子ダンスを披露したりとほのぼのとした親子の様子を見ることができました。また、会場に来ている人に今井さんが質問したり、会場の人が今井さんに質問したりと和気あいあいとした雰囲気で進められました。たくさんの良い話を聞くことができてよかったです。
 第2部のライブでは、①.…&Smile ②.ココロノウタ ③.We can go ④.なんくるないさぁの4曲を披露してくれました。3曲目のWe can goはパラリンピックのテーマソングで、曲の一部に手話を付けて、会場が一体になり子供からお年寄りまで皆が一緒に踊り、歌いました。4曲目のなんくるないさぁは、みんなの手話でお馴染みですが、しっとりと聴かせてくれ、歌詞に共感して涙する人もいました。
 予定より30分オーバーのあっという間の一時間半でした。一緒に行った娘も大満足で帰りました。手話関係者や聴覚障がい者もたくさん来られていました。機会があればまた参加したいと思います。  記事 【手話サークルわたげ】



 

宿毛市に芸能人がやって来た

満点☆青空レストラン in 高知県宿毛市
昨年12月17日(土曜日)放映  高知県宿毛市にやってきました!
宮川さん 血を抜く作業

にじいろジーン in 高知県宿毛市
昨年12月31日(土曜日)放映  ガレッジセールは食卓を潤す旬の逸品を調達するため、高知で過酷な漁に挑みます。
ガレッジセールさん 龍神丸

 昨年12月17日番組の【満天☆青空レストラン】と年末31日番組の【にじいろジーン】で、 Aさんの勤めている会社のブリ釣りが放映されました。Aさんはブリ釣りをやって37年なります。今までにも何度か撮影はありましたが、芸能人が来たことは初めてだそうです。撮影の感想をインタビューしました。
Aさん
 芸能人の宮川大輔さんと上地雄輔さん、別の日にガレッジセールさんが来たので感激した。スタッフが大勢いたので驚いた。いっぱいおしゃべりできたが、特に宮川さんは会話にジェスチャーを使ってくれたので分かりやすかった。話していると、『アハハハ』笑いが止まらない。さすが芸能人だなぁと思った。撮影当日にたくさん釣れるかなと心配したけど、たくさん釣れたのでよかった。



 

豆知識 

『一般的な目薬について

点眼後の行動として
眼をパチパチさせる」「しばらく見開いたまま」など適切でない人が90%以上を占め、
しばらく目頭を押さえながら目を閉じる」といった正解はわずか6%にとどまりました。
また数種類の点眼の際、点眼間隔を5分以上あけない人が40%近くいたようです。

正しい使い方は・・・ まず手をキレイに洗ってから点眼してください。

① 目薬をさすのは1回に1滴で十分です。
② 点眼後は鼻などに流れないように目頭を軽く押さえて、しばらくまぶたを閉じる。
③ 数種類点眼する場合は、薬を吸収させるために5分以上あけて次の目薬を点眼する。

*もし、一緒に眼軟膏をもらった時は、目薬をさした後に塗るようにしてください。
季節柄、花粉症で目薬を使う方も多いと思います。上記の点に注意して、目薬を正しく使ってください。


 

何のマークか知ってるかな?

                                                 答えは次号に掲載!



 

No. 15

◆昭和56年(1981年)【支部長:坂氏】(1期)
・9月 宮崎1泊旅行 



 

地震津波に備えて


○ 中に∠をつけてみて下さい。

正確な情報 ○テレビ ○携帯電話

心構え ○家族会議をしましたか? ○持ち物の確認(非常用持出袋中身) ○避難場所は? ○就寝時に身の回りを確認 ○帰宅困難時に備えて体を鍛える

被害拡大防止 ○火災警報器取り付け ○消火器 ○窓ガラスの飛散 ○家具、テレビなどの固定 ○自宅の耐震改修

発生時 ○ガスを止める ○ブレーカーを止める ○車のキーはそのまま ○戸を開けておく ○笛(救出時) 

持ち物 ○懐中電灯 ○電池 ○靴 ○防寒服 ○ヘルメット ○軍手 ○衣類、着替え ○毛布 ○お金(現金) ○保険証 ○携帯電話 ○飲み薬 ○補聴器 ○めがね ○バッテリー(充電器) ○ペーパー ○ラップ ○ゴミ袋 ○応急医療品 ○万能ナイフ ○救命ベスト

子供用 ○粉ミルク ○オムツ ○食品 ○お菓子

備蓄食品(3〜5日位)○水 ○インスタント食品 ○保存菓子 ○缶詰

連絡方法 ○緊急メール ○FAX番号 ○メモするための紙とペン ○安否の確認手段

代用 ○ランタン ○サランラップ ○トイレ ○雨水

手話通訳 ○手話サークルで地震対策会議



 

協会からのお知らせ

協会定期総会
平成24年6月24日(日曜日)午後1時から
高知市 情報センター 3階
 高知県聴覚障害情報センター(情報提供施設)小高坂更正センター3階にあります。

西部幹部研修会
7月29日(日曜日)場所は未定
 皆さん予定に入れておいてくださいね。



青い鳥(福祉)ハガキを幡多支部に寄付お願いします。
(4月上旬頃から5月末までに郵便局へ行って、「青い鳥ハガキ」を申し込みましょう)

 
聴者の世界にある情報を知りたいので、『聴者の投函広場』を設けました。話題は最近でも、言いたい事でも、どんな事でも構いません。荒木の携帯メールに投函をお願いします。

 「今、何て言ったの?」
  私とT君の手話を交えた会話に、クラスの友だちが興味を持って尋ねてきます。2人だけの内緒話をしているようなワクワク感もあるT君とのやりとりだすが、周りの友だちに伝えていくのが私の役目でもあり「あのね…」と通訳するのです。5歳児のT君が生れる数年前から手話を学んでいる私ですが、最近ではT君の学習スピードについていけず「もう1回言って」とか「ゆっくり言って。」とお願いすることが多くなりがち…(~_~;) 『真面目にサークルに行かねば』と、心新たにする今日この頃です。保育士H子でした。
 

○幡多支部 広報部
ろうあ幡多》機関紙は年間3部(7・11・3月)を発行中です。
読者の皆さんの意見、感想を聞かせて下さい。よろしくお願いします。

支部長:曽根(FAX 0880-65-6775)
編集:荒木
副編集:伊与田/山本
会計&印刷:曽根
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