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ろうあ幡多 2011年 3月 20日発行 第29号



 

教養教室勉強会『交通安全』

 2月13日(日)四万十市社会福祉センターにて、「交通安全について」の勉強会を実施しました。
講師は中村署の矢野佳孝警官と交通アドバイザーの松原若枝さんをお招きしました。矢野さんが手話で説明して下さったのでとても分かりやすかったです。最初にDVDを見ました。感覚、状況により場面が違ってくるという内容の映像でした。
 その後、標識当てクイズ、運動神経体験をしました。質問コーナーでは「免許証を忘れて運転し出かけてしまった時はどうしたらいいですか?」とか「運転時に補聴器を忘れた時は?」とか「シートベルト着用の決まりは高速だけ?」など色々沢山質問し、講師の方はそれに詳しく答えてくれました。思ったより堅苦しくない優しい勉強会でした。
 好評でしたので次回実施したいと思います。交通安全教養教室の終了後、茶話会をし、あっという間に時間になり解散しました。
聴覚障害者標識
 (蝶マーク)
高齢者運転者標識(紅葉マーク)は新しいデザインに変わりました。
DVDを見ながら説明を聞く  習慣にしましょう(身につけましょう)
  『まみむめも運動』
『ま』待つ!車が来ていたら通り過ぎるまで待つ
『み』見る!横断する前よく見て 左右の安全確認
『む』無理をしない!危険な近道より安全な場所で
『め』目立つ!夜間外出は反射材や明るい目立つ服装で
『も』もう一度!道路中央でもう一度左側の安全確認



 

第4回幡多聾学校同窓会・幡多支部新年会

  平成23年1月2日(日曜日)に宿毛市の一風において、『幡多聾同窓会・支部新年会』を開催しました。
 同窓会会長の挨拶後、乾杯して会席弁当を食べながら学生時代の懐かしい思い出に盛り上がりました。
 今回は支部新年会を併せて行ったので初対面の人もいました。「支部の為に頑張ってもらいましょう」と先輩に応援してもらいました。

 …
 東京、大阪、岡山などの遠方から帰省された方もいます。食べたり飲んだりして、4時頃、名残り惜しくも解散しました。
 前日は、正月早々大雪が降り、交通の影響を心配しましたが、当日は晴天で無事に行うことができました。
 皆さんの日頃の行いのお陰です。拍手!拍手!

同窓会 皆様明けましておめでとう。会長の竹葉と申します。……
今日の会はご案内を申し上げた通りに我が母校が今年で61周年を迎えました。最初の卒業生が今のおじいさん、おばあさんになっていますが、立派に成長していらっしゃることが一番うれしいことです。どうぞ当時を思い出しながら童心に返りなつかしい話に花を咲かせてください。…



 

ほのぼの写真




 

来られなかった方々のメッセージ

たくさんメッセージを頂き、ありがとうございました。



 

さようなら幡多聾学校

さようなら校舎


 

幡多聾学校同窓会元会長をちょっと紹介します




 

入門課程修了 四万十市の受講生の感想

四万十講座

★M・Hさん
手話講座入門課程を終了して
5ヶ月前、期待と緊張の中 講座に参加しました。
最後迄続けられるだろうかと不安もありましたが、先生方のおかげで毎週楽しく和気あいあいと且つ熱心に勉強でき、あっという間に終了となりました。とは言っても、私はまだまだ「手話」に片足を踏み入れたばかりです。もっと自信を持って手話が使えるようになる為にもこれで終わりではなく、今回の出会いとチャンスを大切にして次のステップと進みたいと思います。講師の方々や補助の方そして受講生の皆さんと出会いに感謝します。本当にありがとうございました。

★O・iさん
・どきどきしながら第1回目の講座に参加して、あっという間に40時間が過ぎてしまいました。周囲のみんなと「早かったねぇ〜」と語り合ったことでした。
・以前から受けたかった講座に参加し、最後まで通うことができ、なんだか少し自分自身に自信がついてきたように思います。手話はまだまだですが、自分の生活の中に明るい何かといただいたような気がします。
・回数が増えて行くたびに恥ずかしかった発表もだんだん慣れて来るとちょっと度胸も?ついて来たように思います。習うことに集中していく自分をすごく感じました。少し理解でき、伝えることのむずかしさと、伝わることの喜びとも感じてきました。
・最後の講座でローテーションで課題を伝え合うことがまとめとしてもとても良かったです。自分が学んだことを四苦八苦して伝え合うことも楽しいものとなりました。
・この講座を通してたくさんの仲間ができたこと。新しい世界が聞けたことが宝物のように思います。
・最後に講師の先生方、また関係の皆様に感謝!感謝!です。次回の基礎課程にもはりきって参加しますので、覚えが悪くて手がかかると思いますが、これからもどうぞよろしくお願いします。
※まとまらない文章にてごめんなさい。



 

入門課程修了 宿毛市の受講生の感想

宿毛講座

★宿毛市福祉事務所長さん
手話講座を通して、聴覚に障害のある方への理解と市民への啓発を図ることを目的として開催したこの講座も、講師の曽根さんとYさんの楽しい講座のおかげであっという間の18回でした。
私が覚えた手話は、ほんのわずかで日常会話には程遠い手話の小さな一歩ですが、皆さんとここで学べたこと、聴覚に障害のある方への理解が少しでも出来たことは、大きな一歩だったと思っています。
この講座の開催にあたり、ご協力いただいた手話サークルと社協職員の皆さん、参加していただいた皆さんに心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。次回も元気でお会いしましょう。


『楽しかった手話講座』 ★H代さん
18回の講座が終わりに近づく。「えっ はやっ。」の心境である。数年前にも参加し、今回は再チャレンジであるが、覚えては忘れ、忘れの連続、最年長者であるからと年齢のせいにしている自分がある。
しかし、講師の曽根さんの体いっぱいの明るさと、ユーモアに富んだ対応と、Yさんのフォローのお陰で、不安は解消され、次回まで持ち越さずに済んだことはありがたかった。
手話通訳者までの道は遠いが、ろう者、難聴者の側に立てる人間であり続けられると、今回の受講で一層確信した。
今一つの実践が、小中学校へ読書ボランティアに行ったとき、子ども達に、手話で自己紹介をしている。



 

手話出来るおまわりさん 

頼もしい矢野警察官「よろしく」


四万十市中村警察署に勤務している手話が出来るお巡りさん矢野佳孝さんを紹介します。
矢野さんは勤務して25年目に。よく転勤され、今は中村警察署にいます。矢野さんがいるから、ろう者は用事で中村警察署に出向きやすくなりました。四万十市内をパトロールしますので署内留守の場合があります。

2月9日高知新聞に掲載されたのでそのままコピーします。
 中村署のロビーで警察官が住民と向き合っていた。交通庶務主任の矢野佳孝さん(50)。免許更新などに訪れる聴覚障害者に、仕事の合間を縫って学んだ手話で対応する。
  高校卒業後、病院の受付けや、市役所の臨時職を経て、25歳で警察官に転職。小柄で優しげな風貌に温厚な性格で「たいそうな理由はない。自分みたいな性格の警察官がおってもえいかなって」と、笑う。
  病院勤務時代、聴覚障害のある患者とやりとりで歯がゆい思いをした。筆談に頼るほかなく、本当のコミュニケーションでない気がした。 宿毛署員だった1995年、阪神大震災直後の兵庫県西宮市に応接で出勤。崩れた家屋を見回る任務に当たった。ある避難所で、若いボランティアの女性が滑らかな手話で年配の女性被災者と会話するのを目にした。被災者の安心した表情が印象的だった。
「一番必要な時にコミュニケーションがとれている。自分にこういう力があれば…」。
  約15年ぶりに病院での歯がゆい記憶もよみがえり、手話を学ぼうと決意。3日に1回の夜勤など、忙しい勤務の傍ら四万十市が開く手話講座に通い始めた。
  五十音を表す「指文字」などは予習でマスターする熱の入れよう。勤務を終え教室に駆け込んだこともあった。受講生には夜勤明けの看護師もいて、眠くなるとペンでつついて励まし合った。
  「まだまだ方事のレベル」と謙遊するが、今では聴覚障害者から「安心して警察に行ける」と頼れている。
  「人と人の理解は本来、お互いに『し合う』ものだと思う。ちょっとしたことでも、双方向のコミュニケーションが欠かせない。手話をもっと磨きたい」(幡多支社・ハ田大輔)
高知新聞 2011年(平成23年)2月9日
手話で手続きの説明をする矢野佳孝さん(四万十市の中村署)


 

豆知識 

『高血圧と減塩』 

高血圧の原因の1つに、塩分のとりすぎがあります。

現在の日本人は、1日11gの塩分をとっていると言われています。
理想は6g!ほど遠いですね…( -_-)取り過ぎなので控えめに!!

ふだんの味付けはなるべくうす味にしましょう。
しょうゆやソースは、食べ物に直接かけないで、別の小皿に入れてつけて食べるようにすると良いです。

外食するときや、食品、調味料を買うときは、
成分表の『食塩相当量』か『ナトリウム(Na)』をチェックしてみてください。

『食塩相当量』は表示のとおり。
『ナトリウム(Na)』は数値に2.5倍すると、およその食塩相当量になります。
たとえば、コイケヤポテトチップスリッチコンソメ味Mサイズは、 ナトリウム量334mg×2.5=835mg=0.8gとなります。
ポテトチップスも、メーカーによって微妙に食塩量が違いますよ。

もっと情報を知りたい人は、「塩を減らそうプロジェクト」 http://www.shio-herasou.comです。


 

簡単精進料理 「ぎせい豆腐」 




 

自宅に火災警報器をもう付けましたか?

今年6月までに全ての住宅で設置が義務化される住宅用火災警報器。
全国各地で普及促進の取り組みが進められています。警報器を設置すれば火災が大きくなる前に警報などで知らせてくれ、消化や安全な避難が可能となります。耳不自由な人のために光を発する機器などを取り付け、音以外の方法で火災を知らせる事も可能です。

 前回「ろうあ幡多27号」に掲載しましたのでもう一回見て下さい。
図
 
「光る警報ブザー」

新発売
「光る警報ブザー」
 パナソニック 住宅用火災警報器と接続して「フラッシュ光」と「音」で火災を知らせる。

「ブザーライト」

新発売
「ブザーライト」
 火災の発生を、室外の人に対しても強力な光と大音量のブザーでお知らせする補助警報装置




聴覚障害者用光る警報器、公共施設に義務化へ 

2011年3月 読売新聞 一部コピー

聴覚障害者用光る警報器、公共施設に義務化へ
総務省消防庁は、空港や駅、ホテルなど公共施設に対し、光を点滅させて知らせる聴覚障害者用火災警報器の設置を義務付ける方針を決めた。
消防法施行規則を改正し、ベル音などで異常を知らせるだけでなく、同時に光も使って伝えるよう求める。
新築施設を対象に2013年度からの適用を目指す。

火事の際、聴覚障害者は火災警報器の音や館内放送が聞こえず、ホテルなどへの宿泊や1人での行動に不安を覚える人が多いという。一方で、消防車のサーチライトの明かりでぼやに気づいたというケースもある。

現行の規則には、自動警報器の音の大きさや設置場所に関する規定はあるが、音以外についての基準は示されていない。ストロボのような閃光(せんこう)を繰り返して火災を知らせる警報器が市販され、聴覚障害者が自宅に取り付けるなどしているが、公共施設に関しては、施設整備マニュアルで「警報装置は光及び音声」と示している東京都の施設やホテルなど、設置は一部にとどまっている。

ストロボのような閃光(せんこう)を繰り返して火災を知らせる警報器
自分の家だけなくいろんな公共施設に取りつけるようにと義務されました。2013年度からなので、ろう者のみなさん安心して出かけることが出来ますね。


大震災

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に被災された皆様、親戚、知り合いがいる皆様に、心からお見舞い申し上げます。
ご無事と一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。


Mさん
 当日、黒潮町役場から、大津波警報が出た為に、近くの高台に避難して下さいと、放送と役場からのがあった 又、サークルの仲間から来てくれた池田さん夫婦からも高台の保育園に避難したって連絡してもらった。私達も、高台の保育園に避難して、一緒泊まったよ次の朝、大丈夫かなと思って、家に戻って仕事したよ私達は高台に避難したのは初体験でした。

Sさん
 仕事中で津波警報が分からなかったが、仕事が終わってからが沢山来ている事にびっくりした。宿毛市役所から災害のが届き、情報が得る事を感謝した。夜中に大津波警報に変わった時は高台の友達の家に行き泊めてもらった。

Aさん
 留守中に愛南町消防緊急が来た。しばらくして、沖に避難した旦那から「4m来るから早く子供と逃げろ」と来たのであれ?宮城県からかなり遠いのにおかしいなぁ。旦那は海の様子が分かるのでどっちを信用したらいいか分からずとりあえず急いだ。「宮崎県」と「宮城県」の聞き間違いだった手話サークルから、協会からFAX来た。で震源地に近い地域はひどい被害に遭っていて絶句した旦那は夜9時前に帰ってきた。話を聞くと、で宿毛の沖へ避難して大津波を待ち構えた。しかし津波らしき波は見えなかったと。もしものことがあったら困るので家族は普段着で寝た。大津波が気になり眠れませんでした翌日警報から注意報に変わり少し安心した。何事もなく過ぎてよかったですが…海が近いから身を守るために素早い判断をしないと間に合わないなと思った


 

ゆれタンちゃん

役に立つ商品情報

 ゆれタンちゃん (地震保安灯)
地震や停電時にパッと点灯!安全と安心をお届けします。
急な停電や夜中の地震。
暗闇の中で懐中電灯にすぐ手はとどきますか?
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地震保安灯ならロウソクと違い、点灯して火が消えたり、火災などになる心配がありません。
「コンセントに差し込むゆれタンちゃん」

特徴
「ゆれタンちゃん」

■価格:3,000円位
■サイズ:幅72.2×奥行33.2×高さ67mm
■地震に反応して自動点灯:震度4程度の地震発生時、ライトが自動点灯し、約20分後に自動消灯します。
■停電時に自動点灯:停電、ブレーカー落ちた時、ライトが自動点灯しますので暗闇でも安心です。
■サイレン機能付き:サイレンスイッチをONにするとブザー音が鳴りますので居場所の確認や防犯として役にたちます。
■ナイトライトとして使用可能:常夜灯(減光点灯)として、周囲が暗くなると自動点灯しますので夜間の足元灯として役にたちます。
■携帯灯として使用可能:コンセントからはずすと、ライトが点灯し携帯灯として使用できます。
■停電時:携帯灯として使用時:6時間以上点灯(満充電状態)
■感震時:約20分点灯します。


 

次回の幡多支部行事
平成23年4月10日(日曜日)午前9時30分から
四万十市社会福祉センター
幡多支部定期総会に参加しましょう!!

 

聴者の世界にある情報を知りたいので、『聴者の投函広場』を設けました。話題は最近でも、言いたい事でも、どんな事でも構いません。荒木の携帯メールに投函をお願いします。

『3月6日耳の日に参加して』
  この5、6年は毎年参加しています。年々盛り上がり参加者も増え、ろう者が主催で頑張る耳の日になっているように感じます。また私は毎回久しぶりにお会いできるろう者との語らいが楽しみの一つです。今回も70歳前後のろう者に話しかけました。残念ながら私の事は覚えていなかったのですが、ニコニコと話しをしてくれて嬉しかったです。そして、初めてお会いするろう者の方が毎回いらっしゃいます。今回もお一人いました。挨拶位しかできませんでしたが、12年通訳活動をしていても、ろう者の方を全員知るというのはナカナカ大変だなと思いました。健聴者も久しぶりにお会い出来る方がいてワイワイと騒ぎ、疲れましたが、楽しい一日でした。 E子さん
 



○幡多支部 広報部
《ろうあ幡多》機関紙は年間3部(7・11・3月)を発行中です。
読者の皆さんの意見、感想を聞かせて下さい。よろしくお願いします。

支部長:曽根(FAX 0880-65-6775)
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副編集:伊与田
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