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ろうあ幡多 2008年12月20日発行 第22号


 

『第6回 応急処置教室』


9月28日(日曜日)黒潮町福祉センターにて、赤十字社の柚村先生を講師に迎え、『第6回 応急処置教室』を開催しました。参加者は、ろう者7名、健聴者1名でした。
【S夫妻】
初めて参加して勉強、勉強、勉強なるばかりでよかった。避難所で退屈にならない為に子供達にバンダナで人形を作って人形遊びが出来る。人形の作り方を教わって楽しかった。人形とネズミ(#^.^#) 結び方の素早く外し方を良く分かったので面白かった。

【D夫妻】
今まで参加したので思い出した。新しいのは、毛布で人を包んで階段を降りる方法を見て分かりました。体験してよかったです。(Yさんの扱い優しい、途中からAさんと変わって扱い乱暴!痛かった(@_@;))または怪我したら5秒以内に処置もなるほどと分かりました。
柚村先生
【Nさん】
勉強になったのでよかった。モデルになって緊張しました。スキーの時、柚村先生の処置を教わったことある。素晴しかった。今度は海や川やプールでの応急処置を習いたい。

①まずは、毛布を広げる毛布を広げる   ②毛布の近くに怪我人を寄せる毛布の近くに怪我人を寄せる   ③つぎは、身体を起こすつぎは、身体を起こす

④毛布を身体の近くに寄せる毛布を身体の近くに寄せる

⑤毛布を身体の下に敷く毛布を身体の下に敷く

あれっ!?おくるみみたいだねあれっ!?おくるみみたいだね

⑥このように引っぱり救助するこのように引っぱり救助する

痛そうな感じがしてますね
【バンダナ包帯】


痛そうな感じがしてますね【バンダナ包帯】

おんぶ結びの基本です
【バンダナ2枚使用】おんぶ結びの基本です

Aさん失礼!オンブするよ畦地さん失礼!オンブするよ

ヨイショッ!意外とかるいなぁヨイショッ!意外とかるいなぁ

【Aさん】
手に怪我したら処置方法は教わったことがある。思い出した。毎年、応急処置勉強会を開かないと忘れます。バンダナが2枚あればリュックの代用出来ます。リュックだけなく逆に作れば赤ちゃん、小さい子供をおんぶ出来ます。大き目を作れば大人をおんぶ出来ます。そういう作り方を教わりました。

【Aさん】
パニックになったら分からなくなります。日常生活ついでに練習を重ねて身に付くと出来ると思います。落ち着いて思い出しながらやりましょうと思いました。ADEは機能しない時あります。その時は人工的に救急車が来るまでやらないといけないと聞きました。機械を頼ってはいけないなぁと思いました。質問した内容を聞いて分かりました。指を切った時、歯が割れた時、処置方法が違いを教わりました。たくさん勉強になったのでよかったです。

【Yさん】
医療の仕事をしていますが、改めて勉強になりました。手話を交えての講習だったので、ろう者の方にもわかりやすかったと思います。参加者が少なかったのが残念でした。



 

日本ろう者劇団による『手話狂言』

初めて見た手話狂言『附子(ぶす)』は愉快!

  11月24日(月) 高知ろう学校創立80周年記念の行事として、日本ろう者劇団による『手話狂言』が上演されました。
有名な日本ろう者劇団の井崎哲也さん、砂田アトムさん、鈴まみさん、または声出演の三宅右近、三宅右矩、三宅近成さんもわざわざ聾学校に来てもらい、『手話狂言劇』公演など見ました。

最初に、サインマイム
  『ゴルフ』『一生』井崎さんが一人表現。発想的な表現と静かな表現で素晴しかった。
「サインマイム」とは…
手話にマイムの要素を加えて、言葉を使わず、身ぶりや表情だけで表現する演劇。また、その演技。無言劇。黙劇。マイム。「サイン」とは手話を意味します。

聾学校で手話狂言劇公演 次は手話狂言公演
 手話狂言劇って面白いのかな?と思い、初めて観ました。想像していたものより面白さを存分に味わいました。面白かったで〜。狂言は昔から狂言の各流派に伝承されていて、「附子」狂言演目としては、最も一般的に知られているものの一つでもあります。知ってます?テレビ(一般)で見た事あるけど…何を言っているのか全く分からないから見ませんでした。(当然手話がないから。)
演目の「附子」は言い訳をした場面が可笑しかった。このような行動は大人、子供、誰でもよく見られます。可笑しくて心の中で苦笑いしちゃいました。興味があるので演目「附子」だけなく色々見たいなぁと思いました。時代劇好きなんです。良ければ手話狂言劇をテレビ放映して欲しいなぁと思いました。
手話狂言、他には手話落語、手話ドラマ、手話ニュース、手話歌、色々…手話が普及してきています。ろうあ者も健聴者と一緒に笑いながら楽しめますね。

 和泉流狂言師・三宅右近先生の指導を受け、日本ろう者劇団が作り出した新しい形の狂言で、台詞を手話で表情豊かに表現し、その手話に声のアテレコをすることによって、聞こえる人も聞こえない人も共に楽しむことが出来ます。世界各地での公演でも絶賛されていて、1987年に芸術祭賞、2000年には内閣総理大臣表彰を受賞しています。

最後にワークショップ
  会場に集まったみんなと一緒に挑戦しました。両手で「1から9」「9から1」または「1から50」素早く同時表現。追いつけなくて難しかったね。井崎さん砂田さんはあっという間に出来てる。手指が柔らかくて素早いのでスゴイなと思いました。



 

ジャガイモ餅の料理

【材料】2人前(4個)

ジャガイモ(男爵いも)3〜4個(皮をむいて300g)
片栗粉  … 大さじ 1
塩    … 2つまみ(3本指で)
サラダ油 … 少々
ジャガイモ餅 【作り方】料理時間は30分
① 皮をむき、同じ大きさに切り、水に放す。
② 電子レンジで加熱する。(8〜9分)
③ ボールに加熱したジャガイモを入れ、すりこぎでつぶすときに「塩2つまみ」 「片栗粉大さじ1」加えてまぜます。
④ つぶれたら、多少のつぶつぶは残ってもよい。
⑤ 温かいうちに丸餅を作るように丸める。
⑥ 薄くサラダ油をひいてフライパンでこんがり焼き目をつける。
⑦ のりを巻いたり、チーズと一緒に食べると美味しい。
※しょうゆにつけて食べるのも美味しいものです。

作ってみたら簡単で、美味しく、おやつにもおかずにもなるから紹介しました。
「野菜がごちそう」の本より料理紹介 Ⅰさんから提供


 

コスモスまつり&みかん狩り

 
「日本一のコスモス畑」会場 10月19日(日曜日)大月町で開催中のコスモスまつりとみかん狩りに出かけました。
【開催期間は10月18日(土)〜11月2日(日)まで】

会場は葉タバコ収穫後の国営農地にコスモスを植え、「日本一のコスモス畑」を目指して、だんだん有名になってきています。
【参加した方々の感想】
◆ Hさん
雨降らなくてよかったですね。 コスモスは2〜3日前に雨が降ったので少し終わりかけたと思います。 少し残念だったけど、まだ綺麗なのもあったし楽しかったからよかったです。  みかん狩りも籠いっぱいで重かった。 いろんな手話も経験できてよかった。有難う。
◆ Yさん
夫婦愛に感動した。 なかなか会えないろう友達に会って沢山おしゃべり出来た(^-^)v 菜の花みたいな黄色コスモス「キバナコスモス」は初めて見て満開で綺麗でした。
甘いミカンの見分け方(木の下方にしなるようになって皮が薄いのが甘い)も教えて貰って(^^)dハズれなかったです。 甘〜かったです。
◆ Nさん
特に黄色の花は一番綺麗で一部だけ黄色を見てストレス解消したと感じた。 みかんは甘いし酸っぱい。 健聴者とろう者と交流して話してやっぱり楽しかった。ありがとう。
◆ Aさん
昨年、一昨年もコスモスを見て心癒されました。 広さは約24ヘクタール位甲子園球場の6倍以上で見渡す限り畑畑畑!一面にピンクや紫や白、約2千万本のコスモスが咲き誇っており、感動でした。 しかし今回は3日前に雨が降って以来お天気に恵まれず、元気がありませんでした。 やはり青空が一番です。 目立ったのは一角に咲いた黄色のキバナコスモス。 来年には元気なかわいいコスモスを皆さんに見せたいので一緒にまた行きたいなぁと思いました。 山の遠景に風力発電の風車が12基見えました。  コスモスを見終わってからみかん狩りにGo(ゴー)!!車で15〜20分位で着きました。 甘いみかんの見分け方を教わったのでよかった。 解散後、雨が降り出したので「セーフ!セーフ!」



 

土佐清水市 手話奉仕員養成講座『入門課程』 修了しました

講師より
  6月から入門講座が始まりました。11月で全18回 17名の受講生が無事修了しました。
初めて習う受講生、 昔 手話を習った事がある受講生、皆 苦戦しながら勉強して来ました。 
手話は難しいけど‥興味津々で、楽しい学習が出来た事だと思います。
来年は基礎課程が待っています。皆頑張って会話が出来るようになって欲しいですね。


 

― もしもの時に備えよう ― 防災対策は万全に!

今年6月の岩手・宮城内陸地震、
 海外では、ミャンマーのサイクロン、中国の四川大地震、世界的に災害が頻発しています。

災害時に、冷静に対処できるかどうかは、日ごろの準備にかかっていると言えます。
有効な防災対策を知って、もしもの時に備えましょう。

救助が来るまでの2〜3日間を乗り越えるため、必要なものをまとめた袋が『非常用持出袋』
家族の構成や年齢、周囲の環境などを考慮して、一家に一つは用意しておきしょう。

我が家の非常用持出品


最低限必要なもの


 

あって良かったもの



荷物は一つにまとまっていても、大きすぎたり、重すぎて背負えなくては、非常の時に役立ちません。

家族の体力なども考慮し、自分たちに合った『非常用持出袋』を作りましょう。

また、家族全員が分かるよう、設置場所を決めておきましょう。

 
 

幡多ろうあ協会のあゆみ No. 7

◆昭和47頃(1972年)





 

聴覚障害者の夫婦と出会って感じたこと

Oさん
 私は、前の仕事の関係で、聴覚に障害を持つ夫婦と知り合いました。その中で感じたことは、手話で会話をする二人と、全く理解出来ない私。ニ対一の間合いがとても長く、寂しく感じたことがありました。
 日常生活の中では、健聴者の数が断然多いわけで、私が痛感した孤独を感じたことがあるのは、聴覚に障害を持っている人たちの方が多いに決まっています。
 それは何故だろうと考えました。ただ私たちの周りに、手話で会話をする人がいないからだと、そう思うようになりました。
 日常の中で、いろんな人たちと知り合い、聴覚に障害のある人と普通に友達になる事があると思うのですが、今まで知り合う機会の無かった生活の方が変!じゃないかと……。



 

支部行事お知らせ

 2月か3月の予定

『イタリアろう者の笑談講演会』

講師:クレメンテ・ガッツイロさん(日本の手話で話せる奈良県在住の方です)



 

つぶや記ぼや記

『ガンバレ!悟空』 左端の写真『ガンバレ!悟空』は、
何も語らなくとも、車イス・悟空クンの目の輝きから【ひたむきな生きる喜び】がジ〜ンと胸に伝わってくる。
犬にとっては、散歩できることは、この上もなく単純に本当にうれしいことに違いない。
私たちも、普通に生きることに希望を見出し、何気なく見ている青い空、野の花、空の鳥に『生かされているって素晴らしい!』と心で叫んでみよう。


○幡多支部広報部
支部長:畦地(FAX 0880-43-0164)
編集:大森
副編集:荒木
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