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ろうあ幡多 2008年 9月20日発行 第21号


 

手作り『布わらじ作り』

みんなの作品です Tさん
『布わらじ作り』のプロ・赤澤先生の指導を受けて、色とりどりの布わらじを作った。
みんな楽しそうに嬉々としてわらじ作りに励んでいる。
やはり手作りは楽しい!と実感!。
終わりに赤澤先生は「台所などで使用すると、床がきれいになる。
汚れた『わらじ』はネットに入れ洗濯するといい」と教えてくれました。
Kさん
 『布わらじ』は、一人一人個性があって、幅が広がりすぎたり、片方ちがっていたりと、出来上がった『わらじ』を色々見比べて面白かった。
助手の方が4名来ていて、つきっきりで教えてくれました。
作りながら赤澤先生のお話も聞けて良かったです。


 

通訳者養成講座『応用課程』受講中です

集中!為せば成る集中! Eさん
 今年6月から、通訳者養成講座『応用課程』を受講しています。昨年受講した『基本課程』から、手話表現技術がますます難しくなったことはもちろんのこと、手話通訳に必要な専門用語も含めた手話語彙が多くなりました。受講したことを復習しようと思うのですが、ノートに書き写すことがやっとで、何度も挫折しそうになりました。講座が日曜日ということもあって、家庭にも負担をかけていますが、家族の「頑張ってきいや!」という言葉に背中を押してもらって続けられています。家族に感謝!感謝!です。
 手話通訳者養成講座を受講して、「手話で話ができること」「手話通訳ができること」の違いを実感しています。テープを聞いて…、ビデオを見てテーマを考えたり…、要約を作る作業では、ポイントがつかめず四苦八苦しました。改めて自分の国語力・日本語力の貧弱さを痛感!。今更ながら、もっと本を読んでおけば良かったなぁと後悔しています。
 手話通訳とは、メッセージを受容し、それを理解し保持する。そして保持したものを他言語で再編成し、表現するという過程を繰り返し、しかも同時に重ねて行なう作業です。とても高度な技術なので、私にはまだまだかなりの訓練が必要です。
 読み取り・聞き取り通訳では、専門用語や、広い知識が必要とされますが、話し手の生きて来た時代背景や、とりまく環境などを知ることで、表情などから読み取れることは何か?、何を伝えたいのか?を見極める力、伝えようとする気持ちが必要だと思いました。そのためには、多くの聴覚障害者の方々と交流すること。障害者福祉の歴史など知識を深めることが大切だと思います。手話通訳技術以外、もう一つ大事な『講義』も頑張って学びます。

Oさん
 土佐清水市の主催する手話教室の仲間たちで、手話サークル『みらい』を発足させ、さらに発展して、奉仕員養成講座を受講し終え、現在、通訳者養成講座『応用課程』を受講しています。
 昨年『基本課程』を終了したのですが、応用となると、テキストには細かい単語の説明もなく、手話語彙の少ない私には厳しい講座となります。毎回講座中では、友達や先生方が使う見慣れない手話、テキストに沿って出てくる手話に集中しますが、それだけでは到底追いつきません。家庭学習が必要なのは分かっていますが、今はなかなか出来ていません。
 読み取りは、その方の癖やスピードに対応するのが難しい。聞き取りは、記憶力が特に重要だと思います。どちらも手話単語の見落としが多く、私の一番の課題です。手話単語も読み取れないのに、正確に情報などを伝えることが出来るのだろうか?と、講師の先生に申し訳なく思っています。「一回でも読み取れなくても、何回も繰り返し出てくる手話を組み立てて、何を言おうとしているのかを想像することも大事です」の先生の言葉を励みにしています。
 先生方が、「伝えようとする気持ちが大切」とよくおっしゃいます。まだまだ手話に置き換えるのに必死で、きちんと相手の目を観たり、感情の起伏を表現出来たりとまでは行きません。
 しかし、より良き手話通訳者を目指して、しっかり勉強していきたいと思っています。



 

若あゆ手話サークル主催の『救急救命講習会』

若あゆ手話サークル主催の『救急救命講習会』が、8月7日(木曜日)四万十市社会福祉センターで実施されました。
『救急救命講習会』の様子を畦地支部長に聞きました。

①講習会を受けて、どう思いましたか?
途中に来たので、ほとんど、柚村先生に習った事を思い出しながら、やってて、良くできたと、言われてほっとしました。楽しかった。あはは。

②手話通訳は分かり易かったか?
5人交代だったので、それぞれ、分かりにくいとことこあった。
でも、柚村先生に習った事、同じなので、消防署の方々が、はっきり話してくれて、わかりやすいかったよ。

③今まで柚村先生教えてもらった内容で違ったのがありましたか?
救急法の基礎知識だから、消防署の方々に、習っても同じだと知った。

④初めて学んだ事は?
AEDのやり方を体験して、良かったと思いました。

⑤ろう者に言いたい事は?
で、「119に、連絡は、出来ないでしょうか?」と、今は、できないようで、今のところは、フアックスで、やり方をやってほしいと。これからは、考えてくれることを期待してます。

⑥今後、気をつけることは?
「AEDを使うときは、必ず、人から離れてるかを確認してね」と。
又、「もし、倒れた人を見掛けたら、遠慮しないで、習ったことを実行する勇気が大事だと。失敗してもいいから、命が関わるからね」と。おっしゃいました。思ったことはAEDのやり方で、難しそうだなと思ったら、簡単で、出来て楽しかったです。

とっさの時に使用できるようになったらいいネ!
※『AED』とは(自動対外式除細動機)のことです。現在普及中です。
 音が出るからガイダンスに従って操作しますが、聞こえないろう者の場合、字幕がないから使いにくい面もあります。



 

西土佐手話サークル 「すずらん」最後の地域奉仕「軍手 指文字作り」

軍手の指文字  西土佐手話サークル「すずらん」を、今まで色々な面で支えて下さった皆様、本当に有難うございました。
継続の気持ちは、みんなにありながら……でも、色々な事情もあり、止むを得ず『今は休もう』との答えを出しました。
今までお世話になった方々に、手話を少しでも分かって頂きたいなぁ〜と、みんなで話し合い、軍手で指文字を作っているサークルのことを知り、それなら私達にも出来るかも……と挑戦してみました。
  作業中は「こうしたら?」「いや、こうしたらもっと分かり易い」「こうやったろうか?」「いや、こうやないが」などと、自分の手を使って悪戦苦闘する場面もあり、こうして完成した軍手の指文字は現在、西土佐社会福祉協議会の玄関に展示しています。
  西土佐にお出での祭は、ぜひ見て下さいネ。とっても素晴らしい出来栄えです。
私たちは、手話を通して、いろいろと勉強をさせて頂きました。また、どこかで皆様に会える日を楽しみにしています。
9年間ありがとうございました!(サークル元会長)


 

「しまんと市民祭」で神輿をかついだゾ!




 

バーベキューに参加しました

やきそば、焼肉などなどおいしそぉ〜 Dさん
 いっぱい集まってワイワイガヤガヤして楽しかった。 肉など焼く仕事ばかりAくんと代わり代わりやった。 YくんはNくんと二つグループでやった。
Nさん
 夏の楽しみはバーベキュー! 久しぶりにやって楽しかった。
Aさん
 予想より人数が多く集まった。役員以外の参加者は協力し合ってくれた。  終わりの片付けも協力してもろうてよかった。  少し雨降ったけど気にしませんでした。交流は楽しく出来たのでよかったと思います。


 

お腹の周りを気にかけよう!

お腹の周りを気にかけよう!
 
中高年のみなさん、生活習慣の見直しをして『メタポリックシンドローム』を予防しましょう。
 腸や肝臓の周りに脂肪がつく内臓脂肪型の人が「高血糖
高血圧」「高脂質」といった生活習慣病になる原因をあわせ持っている状態のことを、『メタポリックシンドローム』(内臓脂肪症候群)と言います。
 「高血糖」の状態をほったらかしにしていると、神経障害からくる「壊疽」、網膜障害からくる「失明」、腎臓障害からくる「人工透析」といった重い病気を引き起こすことになります。
 男女とも40歳を境に増加し、40歳〜74歳を見てみると、男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタポリックシンドロームと、その予備軍と言われています。
 内臓脂肪は、バランスの悪い食事や運動不足・過度な飲酒・喫煙・ストレスなど、毎日の不規則な生活の積み重ねの結果です。 

まずは、これまでの生活習慣を見直し、内臓脂肪を減らしましょう。  



【意味しらべ】 意味分かりましたか?戻る

脂肪(しぼう)
 【動物や植物の中に含まれているあぶら。大切な栄養素の一つ。常温で固体のもの。 】

内臓(ないぞう)
 【胸や腹の中にある、肺・心臓・胃・腸などの器官をひとまとめによむときの名前】

高血糖(こうけつとう)
 【血液中のぶどう糖の濃度(血糖値)が正常よりも増加している状態。
一般に、1デシリットル中160ミリグラム以上になると尿中にぶどう糖が出る。→
糖尿病

高血圧(こうけつあつ)
 【心臓から押し出された血液が、血管の壁をおす力。
一般に、最大血圧150ミリメートル水銀柱、最小血圧100ミリメートル水銀柱以上をいう。→
低血圧

脂質(ひしつ)
 【大脳・小脳・副腎(ふくじん)・腎臓など実質臓器の外層をなす部分。】

生活習慣病(せいかつしゅうかんびょう)
 【心臓病・高血圧症・糖尿病・癌・脂質異常症など、不適切な食事、運動不足、喫煙、飲酒などの生活習慣に起因すると考えられる病気。昔は「成人病」といった。】

神経(しんけい)
 【体の機能を統率し、刺激を伝える組織。】

網膜(もうまく)
 【眼球を覆う最も内側の膜。目の最も重要な部分で、外界の光を受けて像を結ぶ。 】

失明(しつめい)
 【視力を失うこと。盲目になること。 】

腎臓(じんぞう)
 【脊椎動物の泌尿器官。左右一対あり、暗赤色。ヒトではソラマメ形で、長さ約10センチ。】

壊疽(えそ)
 【皮膚が腐(くさ)る】

透析(とうせき)
 【セロハン膜などの半透膜を用いて、コロイド溶液や高分子溶液から低分子の不純物を除去すること。】

不規則(ふきそく)
 【規則正しくないこと。乱れていること。】


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幡多ろうあ協会のあゆみ No. 6

◆1971年(昭和46〜47年頃)




 

こんにちは 赤ちゃん

佳子(かのこ)ちゃん(8月9日生れ)

母【Nさん】通訳者養成講座修了生

 わたちの名前は「佳子」と書いて「かのこ」と呼びまちゅよ。
 8月9日に1ちゃいになったばかりでちゅ。
 あんよはまだまだだけど、行きたい所にはハイハイスピードでどこにでもオーケーでちゅ。
 わたちは、ママの顔を見つけると甘えん坊になっちゃって泣いちゃうんだ。
 でも、いつもはニコニコ笑顔でちゅ。
 わたちのママはちょっとボーッとしてるタイプでちゅ。
 わたちはボーッとしてるママが大好きでちゅ、みなちゃんママをよろちゅくネ。



 

つぶや記ぼや記

この熱い夏、古典的な栄華を演出した「北京五輪」の開幕とともに、アスリートたちがメダルを目指し、胸を熱くする競技を繰り広げた。
中でも、中国人に「フゥユェン アイ」と呼ばれ、親しまれている福原愛はどこでも人気だった。
北京五輪開幕の数週間前までは悩み苦しみもがいていた時期だったそうで、日本選手団の旗手に選ばれた愛ちゃんはこんな言葉を選んだそうだ。それは…『北京で笑顔』
団体戦が終わり、そして迎えたシングルス。相手は世界チャンピオンの張怡寧。3セットを立ち続けに奪われたが、ここで踏ん張りつちかった技術を出し切って、1セットを取った。破れはしたが、愛ちゃんは『北京で笑顔』と宣言した言葉のとおり、澄んださわやかな笑顔を北京の空の下で見せてくれた。

○幡多支部広報部
支部長:畦地 (FAX 0880-43-0164)
編集:大森
副編集:荒木
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