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ろうあ新聞 2006年 9月27日発行 第14号


たゆまなき冒険心!挑戦する心! いくつになっても青春!

『スペシャルヒコーⅠ』AくんとYくん   Aさん
デザイン賞をもらった瞬間、「まさかオレ達?」って感じでびっくりした。 苦労したことは、ペットボトルを集めて作るのに、時間も足りず、またそれぞれの都合もあり、なかなか進めずにいた。 レースの日も迫っていて、夜中まで作っていた。それほどまで熱中して取り組んだから賞を頂けたのだと思います。 仲間とのコミュニケーションには苦労をかけた。 スペシャルヒコーⅠが注目されて、僕たちは緊張したが、健聴の仲間が励ましてくれた。 次回も参加するつもりです。目標は、今回の苦労を糧に、動くようなペットボトルが作れる技術を目指したいと思っています。楽しみにしていてください。アハハ!
 【エコシップレースに 参加して】 Dさん(手話サークル若あゆ)
私が参加できたのは、延期になったおかげ。 サークルからY・Aチーム、M・Mチームが出ることになっていた。  Y・Aチームは何週間も前から、池田造園でペットボトルを網でくくって、テープで留めてと色々な工夫を凝らして、飛行機の形の船を完成させていました。 私はといえば、直前になって焦っているところを、Yさんが作ってくれるということで、皆にも手伝ってもらって、やっと当日に完成! 当日はドキドキ。意外にも船は揺れるし、他のチームもかなり苦戦していましたが、何とか3チームとも無事にゴールできました。 しかも、Y・Aチームは「デザイン賞」を受賞! M・Mチームは3位!(でも賞品はなし)。  私達は参加賞。とっても楽しかったで〜す。
Mさん (手話サークル若あゆ)
『敏1グランプリ (浮き畳レース)優勝』
どんな大会でも、レース前はあれこれ緊張する。 「オレが一番だ!」と心の中で何度も優勝のイメージをし、自己暗示をかける。 いよいよ、審判に呼ばれ、スタートラインへ。そしてスタート!。最初の平均台が大事だ。少しバランスをくずしたが、気合でそのまま浮き畳へ。2、3枚確かめて「いける!!」。あとは無我夢中で駆け抜けた…。 「7秒85!」アナウンスのコールが響く。歓声と共にガッツポーズ。自分も周りも、納得のレースでした。どんな大会でも優勝は嬉しい! 応援、祝福してくれた皆様に感謝!感謝!
【注】このレースはペットボトルではなく浮き畳のレースです。お間違いなく!


南海地震に備えて『防災頭巾』作りに取り組みました




協会理事企画の報告会と意見交換交流会



  さる9月3日(日)、協会理事主催で黒潮町保健福祉センターにて、午前中は幹部研修会を実施し、午後からは会員と手話サークル会員に参加してもらい、報告会と意見交換交流会をしました。午前・午後ともに充実した集会でした。

 
参加した支部の皆さん  


10人の受講生! 晴れて、すべての課程を修了しました




「実践課程」場面通訳のために明神先生の講演会を開催した




秋季の手話研修会

最近の『手話研修会』は、統一試験に向けて進められています。
講師の竹尾先生は、凛として態度で厳しく指導してくれています。

凛として態度で厳しく指導 Nさん
『手話学習会に参加して』
9月5日、19日の手話学習会に参加させていただきました。
5日の筆記問題の学習では、法律の名前や施行された年などをもう一度正確に覚え直さなければということと、国語の勉強をもっとしないといけないなということを感じました。
19日の場面通訳の学習では、落ち着いて…と思うのですが、緊張しました。大勢の人に見てもらうことで自分の表し方の癖などが分かったので、気をつけて表したいと思います。また、普段から、文章を読んだ時に意味をつかんで考えるように心がけたいと思います。 統一試験に向けてこれからも頑張っていきたいと思います。  


豊永さんを迎えて映画会

 イタリアのろう者たちが製作した 自主映画『見えない世界』
Oさん(わたげサークル)
 声も音も無い映画を見るのは初めてで、すごく不思議な感覚だった。 最初は、周りの音が気になっていたけど、いつの間にか入り込んでいた。  映画は外国の話だったので、手話が違っていて、見ていても分かる所と、全く分からない所とがあった。 字幕も長く、消えるのが早いし、手話も早いので、読み取るのに苦労した。ろう者の人にとっては、あの速さが普通だとすると「すごい!」と思った。

 
Oさん(わたげサークル)
初めて字幕だけの映画を見ました。普通、字幕の映画でも音があるので、静か過ぎて不思議な感じがしました。字幕が早すぎて読みきれませんでした。  それに目がとてもしんどかったです。目をつむると何も分からなくなって、話はどんどん進んでて、筋を追うのが大変でした。結局どう言うお話しだったのか、よく分かりませんでした。  音がないからか、感情が湧かなくて、何がなんだか分からないうちに終わったという感じです。  言葉は、この頃テレビでも聞き取れない事がよくあるけど、音も聞こえないのは変な気持ちがしました。 また、風の音とか、木の揺れるザワザワとか、足音とか、本のページをめくる音とか、何気なく日常の中で聞いている音を、聞こえなくても、聞こえるような気になって、見ているようで、不思議でした。
プラザで
Hさん(わたげサークル)
音楽と効果音が入った映画を見慣れている私には、全く音のない映画は初めてでした。ずっと画面を見ていないと内容が分からず、目を見開いてストーリーを追っていました。  外国の手話だけれど、なんとなく意味の分かるところもあり、おもしろいなぁと思いました。  豊永さんの各国の手話を使い分け、世界を動き回る行動力にはびっくりしました。
Y・ Yさん(わたげサークル)
 初めてイタリアろう映画を見て、最初、私はとまどいました。それは音がないことです。声が無く、会話は手話・字幕で進められて行くことは、ある程度想像できましたが、効果音・音楽がない映画が本当に静かに淡々と流れて行くことには戸惑いました。  また、映像を見ながら、字幕の文字を追うのは難しく、最初は映像を見て→字幕を見て→映像を見てという様に交互に見る形になって大変でした。  後半あたりになると、大分字幕にも慣れて、映画の内容も楽しめるようになりました。イタリア映画らしく恋愛物語で、それも三角関係のちょっと複雑な内容です。少しハラハラしながら見ました。  きっと、ろうの人達はこんな風に映画を楽しんでいるんだろうなと不思議な体験でした。ありがとうございました。
Oさん(わたげサークル)
先日初めて、音のない映画を見せてもらいました。正直な気持ちを言わせてもらうなら、すごく異常なものを感じました。私は、目も見えるし、耳も聞こえますので、地球に住んでいると何処へ行っても雑音があるのが普通だと思っていました。ある時は、その雑音がうるさいと感じたことは幾度もあります。それが普通だと思っていましたね。  でも違うんですね。耳の聞こえない人達は、いつもあの何の音のない世界にいるのですね。映画の中の男女にしても…。  私達の若い頃に置き換えてみました。若い男と女は目と目でものが言えるとよく言われましたが、音があるからそんな事が言えるのであって、音のない世界では一概にそうもいかないなと思います。ちょっとしたことで誤解もするし、それを解くことも難しくなるし、大変な思いをして生活をしているのに、私達の周りにいるろう者の人達は皆明るい顔で過ごしているなと感心します。私達のような健聴者が少々のことで、苦労だ、何だと言うのは恥ずかしいと思いました。  私も年を取ってからの手話なので、大変だと思いましたが、耳から聞きながらの勉強ですから、ずっとずっと楽なのだと思うのです。 もっと頑張って少しでもろう者の人達の話が分かるようになりたいと思いますので、あまり弱音を吐くのはやめなければと思いました。
文教センターで
S・Hさん(まつぼっくりサークル)
 初めて、ろうの人の世界を知ったような気がします。いつも映画では、音・声が流されてきて、それを聴きながら見ていました。  けど、字幕ばっかり見て、目がチカチカしていました。 ろうの人はいつもこんな感じなのかな!と思いました。また、こういう機会があれば見に行きたいです。
Hさん(わたげサークル)
音の無い映画を見たのは初めてなので、驚いたのと、不思議な感じでした。何度も内容と関係のない風景が映ったのは、音楽の代わりだと聞いて、またまた驚きました。工夫ですね。  豊永さんの手話は。とても分かりやすかったです。
Yさん(わたげサークル)
字を目で追うのが大変でした。手話を見たかったのですが……。字ばかり見ていて、余裕がなく、映画の内容も今一つ覚えていないです。目が疲れました。  音の無い映画という物が、これほどまでに今まで見て来た映画とはまったく違うものだとは思っていませんでした。  映画を楽しむというより疲れました。
Mさん
去年に続いて映画を見ました。演技と字幕を見るのが大変だったが、『恋』というドラマを見ていておもしろかった。次は?次は?完結はではなかったが、次回を絶対に見たいと思っています。


西から東へこんにちは!(会員を紹介します)




中央地区 手話サークル 紹介

ひまわりの会 手話サークル③
 土佐市の手話サークル『ひまわり』を紹介します。
 サークル名の由来は、「明るいイメージがあったから。常に太陽の方を向いていることで、太陽→手話とたとえて、手話に対して前向きでいたいという願いをこめて作りました。明るいサークルでいて欲しいです。
【嬉しかった事】
 手話を学びながら色々な年代の方々に出会い、聴覚障がい者の日常生活でも様々な問題にサークル員が一丸になり、みんなで取り組めた事。又、聴覚障がいを持つ方々の心のあたたかさ、思いやりの深さを常々感じながら生きた手話を学ぶことができる。サークル日は毎回嬉しいでーす。
【将来の要望】
 ろうあ者中心のサークルにしたいと思ったことがきっかけです。
 一人ぼっちのろう者を地域からなくしたいということと、ろう者も外へ出て沢山の通訳者と交流して学んでいってほしいとも思います。
 土佐市で手話奉仕員養成講座を実施できるよう活動し、会員も増やし、聴覚障がい者の生活が安全でもっと便利で楽しく笑顔でいられるよう、手話をどこでも使える共通語にしょう!と大きな目標を持って活動してゆきたい。
【活動年数】 2年
【会員数】 40名
【現会長】 藤田。
和気あいあいの「ひまわりの会」サークル
 

我が家の天使




パワーあふれる店員 廣瀬さん




私の趣味・あなたの趣味




中川さんの 秘蔵 アルバム

『マリンジャンボ』

93年 高知空港で『くじら(デザイン)飛行機』 寒い冬2時間も待って待って撮影しました。




あの・・・この写真覚えていますか?




見た土佐 聞いた土佐

郡(こおり) 美矢さんは徳島出身。

デフファミリー(ろう家族)+クリスチャン家庭に生まれ育つ。
歯科技師士として就職先がカナダのバンクバーに決まったため渡加。約3年間滞在した後、オーストラリアに1年、その後アメリカのミネソタ州にあるノースセントラル大学(神学)に入学、ろうクリスチャン教育を専攻。1999年4月米国アッセンブリー教団教職の免許習得。同年5月大学卒業。シカゴに移り、約2年間ろう教会で奉仕活動。貧しい黒人のろう者のためのボランティア活動として社会生活での自立や劇などの指導や、日曜学校、劇の指導にあたる。
郡 美矢さん
 帰国後、日本アッセンブリー教団の教職を習得し、2006年4月から徳島神召キリスト教会の副牧師に赴任。
 また、ろう者クリスチャン劇団の一員として教会、学校、刑務所など、アメリカ国内を中心にまわり、イギリス、デンマーク、スイス、メキシコ、オーストラリアなどでも公演。ろう教育の大切さを感じ、2002年よりメリーランド州の大学院にてろう教育を専攻。卒業後、2006年1月までイリノイ州ロックフォード市のろう教会で牧師。
 シカゴで貧しいろう黒人に、彼らの社会回復をはかるのみならず劇を教え、彼らの知識や理解力に合わせてわかる言葉「手話」で聖書の福音を伝えることができたことは、私にとってとても有意義な価値あるものだったので、情熱を教育にかけるべく、日本でもろうクリスチャン劇団をつくり、ろう教育とろう者伝道に今まで暗かった経験を生かせる働きをするのが今後の目標である。


ホンワカ・びっくり大賞/笑えない四コマ漫画

行事

幡多支部の行事 10月8日(日)  『応急処置教室』
11月?日(日)  『大極挙教室』
11月未定(日)  『秋の運動会』
12月9日(土)予定 『クリスマス会と忘年会』

♪ お台所の知恵袋 ♪

お台所の知恵袋

 

昔から「目ばかり、手ばかり」という言葉がありますが、だいたいの目安を手や目で確認することが出来るようになったらとても便利になるのではないでしょうか。
◆お米の水を手ではかるには
釜や鍋の中に手を入れ、お米をぎゅっと押さえた状態で手首のところに水がくるくらいが目安です。小さい鍋の時は指の関節一つくらいの水位が目安です。
◆油の温度の目安
揚げるもの(材料)によって、衣の種類によって油の吸収率はかなり違います。
ダイエット中の方は参考にしてみてください。

揚げ物の適温と時間

衣の沈み具合による揚げ物の温度

天ぷら(魚介)
180〜190℃1〜2分

かき揚げ
180〜190℃2〜3分

天ぷら(芋類)
160〜180℃3〜4分

ドーナツ
160℃1.5〜2分


 

コロッケ
190〜200℃1〜1.5分

フライ
180℃2〜3分

カツレツ
180℃3〜4分

フリッター
160〜170℃1.2〜2分

200℃
沈まずに油の表面で散る
160℃以下
底まで沈み浮き上がらない
170℃〜180℃
中ごろまで沈み浮き上がる
160℃
底まで沈み、すぐ浮き上がる



つぶや記 ぼや記

仕事で疲れた夕刻、8月30日(水)付きの高知新聞をめくった。眼に飛び込んできたのは、水飛沫をあげて懸命に透明のボートを漕ぐ吉門と畦地の姿だった。同胞の挑戦する心意気に、サムエル・ウルマンの詩の一節が浮かんで来た。 『青春とは人生の或る期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ。優れた創造力、逞しき意思、炎(も)ゆる情熱、怯儒(きょうだ)を退ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、こういう様相を青春と言うのだ。齢(よわい)は60であろうと、16であろうと、その胸中に抱き得るものは何か―。 』

○幡多支部広報部
支部長:畦地(FAX 0880-43-0164)
編集:大森
映像:荒木
会計:曽根
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