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ろうあ新聞 2005年 3月20日発行 第8号


「通訳者要請講座・基本課程」の修了式

高校の卒業式?いいえ!修了式です。   7月中旬から始まった、西部地区の『通訳者養成講座・基本課程』は2月18日をもって修了しました。
 25名いた受講生は、修了時には18名になっていました。次回は『応用課程』が待っています。
 通訳者になるための道のりは厳しいですが、一歩一歩進んで行きましょう。



ますます濃厚な内容になりつつある 竹尾先生の「手話研修会」

ろう者に伝わるように工夫しています 【H・T さん】
 手話研修会に参加して、大変勉強になっています。
 自分なりに精一杯考えて表現するのですが、正しく表現できず、違った意味の表現になってしまっていたり、ろう者に伝わっていないことがあります。 どうして伝わらないのかを、ろう者側から表現を教えてもらったりする中で、教わることができています。
 また、どう表現すればいいのかを気付かせてくれます。内容的に充実していて、とても楽しいです。
 これからも勉強して少しずつ、ろう者に伝わるような手話通訳ができるようになりたいと思っています。
【T・Oさん】
 今春から竹尾先生が用意したテキストで、深みのある学びをさせていただいています。
 一行文をまず健聴者に考えさせ、表現させてから、ろう者の持っている手話表現を学ぶといった、共同の学習をしています。 共同で学ぶので、お互い気付きがたくさんあっていいと思います。
 これからも続けて参加します。

宿毛消防署員の「防災対策」と「応急処置法」について講演会

 さる2月27日(日)宿毛消防署の、藤田雅志〔警防係長〕・上野浩由紀〔救急救命士〕・藤岡正弘〔救急救命士〕3人の方から『防災対策』『応急処置法』についてお話を伺い指導を受けました。
地震及び応急手当の講習会風景 【藤岡 正弘】救急救命士
 今回初めて、宿毛で聴覚障害の方々による地震及び応急手当の講習会に参加出来たことをうれしく思います。
 私たちにとりましては、聴覚障害の方々への講習会は初めてのことで、正直うまく伝えることが出来るだろうかと不安もありましたが、参加者のご協力により無事一回目の講習会を終えることが出来ました。
 今回、私たちも大変勉強になりました。 次回は3時間の普通救命講習をぜひとも開催していただきたいと思います。
 最後に、かねてより関係者の方から講習会の相談を受けていながら、遅くなったことをお詫び申し上げます。 今後とも消防行政にご協力のほどよろしくお願いします。
【A・I】愛媛県愛南町
 障害者のための防災対策に取り組んだことがなかったので、関心を持ちながら参加させてもらいました。
 一人でも困っている人がいたら、何か対策を考えないと……といつも悩みます。 Sさんのことも含めて、一つずつ壁をクリアしていければと思います。


西から東へこんにちは!(会員を紹介します)




【 見た土佐 聞いた土佐 】海外で学ぶ郷土の人物




手話の出来る店主を紹介します

今回は、西土佐村の江川崎駅前で『四万十ふるさと案内所』に勤めておられる川村さんです。
 知人からの依頼で『四万十ふるさと案内所』に勤めて20年になります。
 手話を始めたキッカケは、学生時代から興味はもっていたそうですが、丁度、西土佐村でも講座が開かれると知って受講しました。 全国各地から、聴覚障害者の方が店をたずねて来ますが、あの頃はまだ手話が分からなかったので、筆談をしたり、料金などは電卓を見せたりしていたそうです。
 少しずつ手話で会話が出来るようになり、まだまだつたない自分の手話を読み取ってくれたりして、次第にコミュニケーションが取れだした時は、とてもしかったそうです。 神戸から何人かの聴覚障害者が『四万十ふるさと案内所』をたずねましたが、 「とても綺麗なおねえさんが、手話で親切に道を教えてくれたよ」と感動して話してくれたのを覚えています。 川村さんも頑張っていますね。
 手話のできる店主として、また一個人として、手話表現の単語「ボランティア」=《共に歩く》のように、自分でできる事を少しずつやっていけたらいいなと思っていると、地域貢献の希望を語ってくれました。


我が家の天使

飼い主は、窪川町在住のAさんです。みなさん可愛がってネ!
 飼い主は、窪川のAさんです。
名前=ぺぺ(♂)
年令=16年
犬種=ダックスとテリアの雑種
「目と耳」です。
 耳は片方(右側)をおろして、もう片方(左側)はピンと立てる。
 目は上目使いして見ることも多くてかわいい。
 ピーナッツの皮をむいて食べたり、枝豆のサヤをのけて食べたり、ミカンの皮をむいて食べるのは人間並みです。 16年も一緒に生活していると、ペペの居ない生活なんて考えられません。
 また最近は、耳が遠くなったのか、主が車で帰っても気付くことなくソファーでグーグー…寝ています。
【評】16年!人間でいえば悠に百歳は越えているかも?


幡多・高幡地区 手話サークル⑦

みらい 手話サークル
今回は土佐清水市のサークルを紹介します。
 『みらい』手話サークル名の由来は、これから先、清水にも手話のできる人がたくさん増えて、ろう者の人達と楽しく会話をしている風景が、町のあちらこちらで見かけられるようになったらいいなぁと思い『みらい』と名付けた。
 サークル結成のキッカケは、社協から10回だけ講座が実施され、終了後このまま続けて勉強しようと声が上がり、平成14年10月に設立した。
【嬉しかった事】
 少しずつ覚えた手話で、ろう者の方々とコミュニケーションが取れるようになったことです。
【悲しかった事】
 サークルが始まって思ったことは、自分勝手に物事を考えたり、人の立場に経てなかったり、思いやりの無い人たちのトラブルなど。
 いつも自分はこれで良かったのか?反省し、悪かったと思ったら素直にあやまる。内面性を見つめると同時に、自分自身の向上のために努力して欲しい。
【将来の要望】
 『みらい』の名のごとく、未来は障害を持った人たち、ろう者の人たちが住みよい、いつでもコミュニケーションが取れる町作りをしたい。
【会長名】 山脇。
【会員数】 45名(子供7名含む)
【活動年数】 2年5ヶ月
みらいサークルのみなさん


 料 理 の メ モ 

冬のリンゴが美味しい時期に作ります。

《リンゴ酢の作り方》

 リンゴ  3キロ
 三温糖  2キロ
 米 酢  3升

※リンゴは皮付きのまま、4〜8割りをしてヘタと黒い部分をのける。2週間密封する。

 

《ニンニク ドレッシングの作り方》

 リンゴ酢   1カップ
 しょうゆ  1カップ
 グレードシート油   70cc
 玉ねぎ (すりおろす)   1/2個
 にんにく (すりおろす)   1〜2かけ

  ※密封して、冷蔵庫で2〜3週間。


こんにちは 赤ちゃん

正樹 まさきくん(12月26日生まれ)

 はじめまして! ボクは中村市の正樹でちゅ。
 お姉ちゃんとお兄ちゃんが抱っこしてくれたり、チュッチュッしてくれて、かわいがってくれるけど、「落とされないかなぁ〜」と、ちょっぴり心配なボクでちゅ。
 春になって、暖かくなってきたので、お父さん・お母さん・お姉ちゃん・お兄ちゃんと、いろんな所に遊びに行きたいでちゅ。


幡多小町



平成17年度 幡多支部行事予定表

実施年月日事 業 名場 所 備 考

 4月 3日(日)

お花見土佐清水市 

    10日(日)

定期総会中村市 

    24日(日)

バーベキュー宿毛市 

 6月19日(日)

日曜教室 (応急処置)中村市 

 7月17日(日)

ボーリング&ビアカーデン中村市 

10月10日(月)

ハイキング窪川市 

11月 6日(日)

運動会中村市 

    20日(日)

日曜教室 (工芸)未定 

12月 4日(日)

役員改選中村市 

    11日(日)

忘年会西土佐村 
H18年 1月 9日(月)新年会宿毛市 

2月19日(日)

合同学習会宿毛市 


つぶや記 ぼや記

 インド洋・スマトラ沖の大津波は、全世界を震撼させた。
 海の向うが大きく波だっていても、判断ができず、さほど危険と感じなかったんだろう。
 海岸を擁する各地域で3万人以上の人々が津波に呑まれていった。
 自然界の危険を、いち早く察するのは、動物である。
 観光客をのせていた象は、津波がくるのを察し、飼い主の命令も無視して、山に逃げ込んで観光客を救ったという実話があった。
 昨年は『災』の年であった。今年は『癒』の年でありたい。

○幡多支部広報部
支部長:曽根 (FAX 0880-65-6977)
事務局・編集:大森
撮影:荒木
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