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ろうあ新聞 2004年 4月 2日発行 第4号


15年度 幡多支部定期総会

平成16年3月28日宿毛市社会福祉センターにて『15年度 幡多支部総会』を開催しました。
平成16年度は、この5本の柱を『重点目標』にあげ、活動を進めます。
曽根支部長あいさつの後、議長を決め、議題にそって進められました。
今年度の活動の柱
①登録通訳者の増加を図る。
②通訳者養成講座における補講師の育成を図る。
③県本部理事を招いて研修会など開く。
④事務所開設に向けて話し合いを進めて行く。
⑤支部会則を完成させる。

幡多地区は広大に拡散しているので、3人の地区担当者が責任をもって情報提供にあたるようにした。
本部や支部からの案内がすべての会員にスムーズに行き渡ることが出来た。
会員一人ひとりが支部に対しての要望・意見を活発に出し、言いたい事が言えた。
『和・輪』を大切にする幡多支部でありたい。


『入門課程』手話指導講師研修会 中間報告

 昨年11月から始まった『入門課程』手話指導講師研修会は、現在「第8講座」に入りました。
 毎月2回の研修会ですので、1講座ずつ進めています。
 「第10講座」が終了すると。生徒を集めて、受講生同士がペアを組み模擬講座を体験する予定です。
研修会風景

休まず学び続けた受講生の声をお聞き下さい。
 【受講生・Mさん】初めは、この研修会の持つ意味の重さを、あまり深く受け止めることのないまま参加し、第1回目から「う〜ん」と唸ったことでした。 この研修会の目指すものは……、竹尾先生の手話に対する思い、情熱に圧倒され、ついて行くのがやっとの状態でした。 今は、ろう者と健聴者が一緒になってグループを作り、目的・ねらいに沿った、より分かるカリュラムとは?と議論し、作成しながら、竹尾先生の指導を受けています。 回を増やすごとに<分かる>と言う言葉の意味について考えさせられています。  大事さについても痛感させられています。 みんな忙しい中、頑張って出席し学習を深めていますが、仲間がいるという事は大きな励みになります。 これからも出来るだけ出席し、みんなに刺激を受けながら学びたいと思います。

 【受講生・Yさん】研修会を受講したものの、はたして自分に出来るんだろうか? え!指導案!今まで生徒だった私に計画案なんて作れるだろうか? 初めの頃は、不安でいっぱいでした。 でも、竹尾先生の、分かりやすく細かい指導と、一緒に受講している方たちが下手な私の手話にも分かるようにゆっくり話してくれて、会話が出来ることがとても楽しくなりました。 指導案の勉強の方は、まだまだこれから頑張らくてはいけないことばかりですが、みんなで色々案を出しながら作るのは、とても楽しい時間です。  また、グループごとに作った案を読ませていただき、自分の勉強不足を反省しながら、これからも頑張って行きたいと思います。

【竹尾先生からの一言】
 私が、この研修会に携わって3ヶ月になります。 回を重ねるごとに、指導案に対する考えと作成力に変化・伸びがあり、とても嬉しいです。 幡多地域の方々の人間性に指導力が加われば、素晴らしい講師団が出来るでしょう。  私も毎回、皆さんから学びを頂いています。


忍足 亜希子さんとシャベリッチ

忍足さんと握手したAくん
★映画の中の忍足さんも綺麗だったが、本物はもっともっと綺麗な方でした。
★忍足さんの映画への思い、一生懸命さに驚きました。
★ろう者だから…出来ない…なれない…の壁を破って活躍している忍足さんに励まされたよ。
?【子供たちから質問】
★地雷はどうしてあるの?
★「戦争」は、なぜやりたがっている人がいるの?



5種類のケーキを作ったよ!



中村市開催の奉仕員養成講座 終了しました

中村養成講座の風景 中村で開催されている『奉仕員養成講座』
 が3月19日をもって終了しました。 
最終講座は「聴覚障害と交流会」という設定でしたので、
 グループごとに聴覚障害者が2人ずつ入って楽しく交流しました。
講師の田辺さん・秋田さん1年間の指導お疲れ様でした。


西から東へこんにちは!(会員を紹介します)



手話の出来る店主を紹介します

 西土佐村津野川に古くからある赤鉄橋のすぐそばに、[岩城食堂]があります。
店主は、西土佐村「すずらん手話サークル会員」の岩城さんです。
岩城食堂の主さん  岩城食堂おすすめメニューは、山の幸・川の幸たっぷりの「四万十うどん」、手長エビを使った「川エビカラ揚げ」、夏季限定の「川えびソーメン」などです。
岩城さんが手話を学び始めたキッカケは色々ありますが、地元で手話講座が開催されたことも一つのキッカケだったとのこと。
 毎日忙しいので、まな娘との会話が少ないから、まな娘と一緒に手話を学んで時間を共有出来たらいいナァと思ったそうです。
 穏やかで優しい店主の岩城さんに会いたくて、神戸から松山から、また幡多地域から聴覚障がい者の方が食堂を訪ねて来てます。
岩城食堂の風景


幡多・高幡地区 手話サークル③

まつぼっくり 手話サークル
大方町の「まつぼっくり」手話サークルを紹介します。
【サークルの由来】
大方町には有名なものの一つに≪入野松原≫があります。 サークルには子ども達も参加してくれているので、親しみやすい名前にということで決めました。

【将来への要望】
今、サークルに参加している人たちに技術を身に付けてもらって、大方町内で手話の出来る人が増えて欲しいです。 聴覚障害者の人たちが、道で会っても会話が出来るような人が増えて欲しいです。  手話は、聴こえない人の言葉だから……。

【会長】 宮川。
【現在会員数】 19名
【活動年数】 18年
まつぼっくりサークル


デフ・パペット公演 『泣き虫桃太朗』は大盛況でした

 2月22日(日)デフ・パペット公演に向けて、昨年から実行委員会を設けて、準備を進めていました。 チケットの売れ行きが悪くて、赤字が危まれていましたので、バザーなどをして危機に備えていました。 本番まで気を抜かず、チケットの販売に集中していましたが、当日は300人以上を越す観客が来場しました。嬉しい誤算で、みんな万歳!万歳!でした。

 寄付のお礼
芝居風景 デフ・パペット公演実行委員会の皆さま
支部に13万円の寄付をありがとうございました。m(_ _)m

宿毛市手話サークル『手話っち!』の皆さま
支部に2万円の寄付をありがとうございました。m(_ _)m

窪川町手話サークル『ともだち』の皆さま
支部に2万円の寄付をありがとうございました。m(_ _)m


マイ我が子



我が家の天使

支部会員や手話サークル会員のペットを紹介する欄を設けました。
ペットは家族の一員でもあり、人の心を癒す力を持っています。
Oさんのペット 第1回目・飼い主は、西土佐村の Oさんです。みなさん可愛がってね!
名前=桃子(♀)称号[桃姫号]
年令=生後3ヶ月
犬種=純血の柴犬です。
チャームポイント=キリッとしたお目目と、きちんと座るお行儀よさです。



つぶや記 ぼや記

 桜といえば、中国・山東省青島(チンタオ)の桜を思い出します。
 友人の藩(ハン)さんに案内され、ドイツ領土であったオレンジ色の屋根が続く町並を散策し、中山公園に入ると満開の桜並木に驚きました。
 中国にも桜・桜であふれる公園があるとは!
 藩さんの奥様も同障害の方で、青島市聾亜学校で保健婦をしています。
 一人の愛娘の外に農村から少年も預かって教育をしており、娘だけは日本語を学ぶ大学に行かせるために、仕事を三つも掛け持ちしています。
 中国の聴覚障害者は厳しい環境にあっても、なお己の道を切り開いています。
 桜花(インホア)よ 藩さんの夢を叶えて!

 
○幡多支部広報部
支部長:曽根 (FAX 0880-65-6977)
事務局・編集:大森
撮影:荒木
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